# 16 八女福島仏壇の製造実演

date: 2011/10/06

「仏様に手を合わせる。
 ご先祖さまを敬い、感謝する。
 暮らしの中に仏壇を置き、常に扉を開いておくことで、
 自身の背筋を正して日々を過ごすことができるんです。」
仏壇の老舗、近松辰雄商店の近松さんは、まさに仏様のような優しい面差しでおっしゃいました。
先祖が拝んでいた仏壇に、今は自分が向かっていて、未来では子孫が手を合わせている。
そんな清々しい光景は、耐久性の高い手仕事の製品でしか実現できません。
ですが外国製品が幅をきかせている中、完全な国産品はほんの1割程度なのだそうです。
八女福島で製造された仏壇は、国から伝統工芸品と認められています。
細かい部分まで手仕事で、6部門に分かれた工程を、それぞれの職人さんが一つ一つ丁寧に作られます。
今回の白壁ギャラリーでは、最後の6部門目の “仕上げ” の職人である近松さんが、
その中でも特に重要な、漆の下地塗りの工程を実演してくださいます。
仏壇の寿命を左右する大事な作業で、下地材の調合の比率も、季節や使用木材によって異なるのだそうです。
にかわ
砥の粉下地の材料 にかわ(上)と 砥の粉(下)
お寺が経営されてる幼稚園で4年間を過ごした私は、
仏壇を見ると、異世界へと引き込まれる不思議な感覚を、
なつかしく思い出します。
それもそのはず、仏壇の中はお寺の本堂をコンパクトにしたような形なのだそうですよ。
のれん
職人さんたちの心のこもった仏壇を拝見しながら近松さんのお話を聞いていたら、
自分が気に入った仏壇を選ぶ光景が目に浮かびました。
近松さんの丁寧で奥深いお話が聞ける、近松辰雄商店へ是非お越し下さい!
近松辰雄商店 八女福島仏壇の製造実演
11月3日・5日 9 : 00 ~ 17 : 00
問い合わせ先 0943-22-3403
くろくも

Share on Facebook



コメントを残す